妊娠・出産

【妊娠悪阻による入院】判断基準、入院生活ってどんな感じ?費用は?体験をお伝えします

妊娠初期の悪阻(つわり)。
妊婦さんのおよそ半数以上が経験するといわれています。
お腹が空くとムカムカする、吐き気がする、ニオイに敏感になるなど、人によって症状や重さは様々。

わたしは吐き悪阻で、つわりの始まりは比較的早く5週から胃がむかむか、6週には嘔吐している状態。
体重はみるみる落ちていき、日常生活が困難になるほどの強い症状でした。
結果、病院の先生のすすめで約1週間入院することに。

今回は、そんなわたしが妊娠悪阻により入院した時の入院の判断基準、期間、費用などの実体験を記載します。

「悪阻が酷くて辛いけど、入院ってどうな風なんだろう?」
「どのくらいの状態だと入院になるのかな?」
「費用がいくらかかるのか心配…」

などなど、ひどいつわりで入院するか否か悩んだり、不安を感じる妊婦さんも多いはず。
つらい時は病院を頼ることもできる!と軽い気持ちで読んでみてください。

いわお

わたしは入院するまで我慢していたのはなんだったのだろう…と思うほど、入院してよかったです!

妊娠悪阻(おそ)とは

妊娠悪阻(にんしんおそ)とは、 妊娠によって起こる激しい吐き気や嘔吐によって体重が減ったり、脱水症状になることである。 症状は一日に何度も嘔吐やめまいがあり、つわりよりさらに酷い症状である。 多くの症状は妊娠20週以降から良くなるが妊娠中ずっと続く場合もある。

出典:Wikipedia

妊娠悪阻は、つわりよりもずっと酷い症状のこと。
病院の先生によると、妊娠悪阻になる妊婦さんは全体の1%にも満たないそう。

つわりのピークと落ち着く周期

つわりに苦しむと考えるのが、”この症状はいつがピークでいつ終わるのか”ですよね。

つわりは妊娠5週頃から感じ始め、9週前後がピークに。11週頃から落ち着いてくる人が多いです。遅くても胎盤ができあがる15週くらいには治まる場合がほとんど。

出典:ユニ・チャーム ムーニー

一般的には上記のように言われていますが、7、8ヶ月頃までつわりが続いたという人や、出産するまでつわりが続いたという人も。
妊娠後期になって再びつわりの症状が出てくる人もいます。

わたしの場合は、8週~10週くらいがピークだった気が。

いわお

気持ち的には毎日がピークのよう…。終わりの見えない戦いという感じ。妊娠~出産までで、つわりが断トツ辛かった!

安定期に入りつわりが嘘のようになくなってからは、とても穏やかな日々でした。妊娠後期につわりの症状がでることもなかったです。

入院の判断基準

体重が5kg以上減ったら一つの目安

病院の先生からは、”体重が5kg減ったら入院の一つの目安”と言われていました。
わたしは9週で−5.4kg体重が減少。
吐き気止めの点滴のために2日~3日に1回病院に行っていたので、点滴のタイミングで先生から入院の話がありました。

ケトン体の陽性反応が出る

妊娠悪阻になるまで聞いたこともなかった”ケトン体”。
簡単にいうと、悪阻の重症度を図る目安になるもの。
尿検査で調べることができ、ケトン体の数値が高い場合、病院で適切な治療を受ける必要があるのです。

ケトン体は、体内の脂肪をエネルギーに変える際にできる物質のことを指します。つわりの症状がひどく水分や食事がとれなくなると、体内の脂肪をエネルギーに変えようとしてケトン体が過剰に生成されるため、ケトン体が出ていることがつわりの重症度をはかる目安となります。ケトン体が出ている場合は、点滴をするなどの治療が必要になることがあります。

出典:mamari【医療監修】つわりとケトン体の関係とは?妊娠悪阻の影響と治療方法


わたしが9週で尿検査を受けたところ、ケトン体の陽性反応(+2)
この値によって、妊娠悪阻と診断されました。

入院するかしないかは”自己判断”無理のない判断を!

妊娠悪阻による入院するorしないは、自己判断に委ねられました。
先生からは「自宅で日常生活が送れるようになるように、入院しても大丈夫だからね。通院しんどいんじゃない?」程度のニュアンス。

「つわりで入院なんて大げさでは?」
「自己判断に任せられても、よくわからない!」
「出産前に高いお金がかかってもな…」

確かにつらいけれど、わたしの中ではこんな思いでした。

ですが、第一子だったこと、仕事の調整がしやすい環境ということもあって入院を決断。
産院では、想像以上に先生や助産師さん、栄養士さんが暖かく迎え入れてくれて、安心したことを覚えています。

上の子がいたり仕事の調整が難しいなど、環境面で難しい方も多いと思います。ご家族と相談しながら、できるだけ負担の少ない選択をしてくださいね。

妊娠悪阻は立派な病気です!

入院期間

助産師さんに聞くと、一週間前後の方が多く、短いと3日程、一週間以上の方も多くいらっしゃるそう症状の重い方は、退院まで数ヶ月かかることも。

わたしの場合、入院期間は一週間。
この日数は、産院で”この日に退院してください”ということは言われず、自己判断で退院の日を決めました。

先生や助産師さんからは、『大丈夫と思えるまでゆっくりしていっていいんだよ』という言葉をいただいていたので、焦ることなく、体調が回復して退院の自信がついてから退院日決めることができました。

入院生活ってどんな感じ?

24時間点滴治療

基本的に、24時間点滴治療でした。

点滴は、吐き気どめ、水分・栄養補給といった内容で、最初は1日2000cc。
体調がよくなり、食事や水分を摂れるようになってからは1500ccに減りました。

点滴の針は腕を曲げても大丈夫なよう、細くて柔らかい針が使用されます。
多少気は遣いますが、ベッドの上で横になる時間が圧倒的に長いこともあり、大きくストレスを感じることはありませんでした。

食事のサポート

わたしの場合、食事は助産師さんと栄養士さんが病室に来て、食べられそうなものを毎回確認しに来てくれました。
(小さな病院だったので、融通が効いたからかもしれません)

「アイス」
「果物」
「おかゆよりはパン」
「〇〇の匂いは駄目」
など様々な妊婦さんがいらっしゃるので、都度確認をして食べられるメニューを用意してくださるとのことでした。

入院当日は食欲がなく絶食でしたが、翌々日は点滴が効いたこともありおかゆを数口食べられました。

いわお

数日ぶりの食事に感動…!

数日して食欲が回復してくると、入院している産後のお母さんと同じメニューに。
量を減らしてくれたり、事前に「今日のメニューは〇〇だけど、別のものにする?」と確認してくれました。

精神面の負担軽減が大きい

”点滴に通わず寝ているだけでいい”
”先生や助産師さんが近くにいてくれる”
”家のこと(家事など)を気にしなくていい”
そう思うだけで、体だけでなく精神的にもとても楽になりました

家にいると先の見えない体調不良に不安しかなかったけれど、病院にいるだけで安心します。
気持ちの面でぐっと楽になれたのは、自分の中では大きな意義があったなと。

何をして過ごす?

入院して3日間くらいは、体調が安定せずひたすら横になっていました。

体調がよくなってくると少し歩くことができたので、新生児室を覗きに行き、ホヤホヤの可愛いベビーを見ては癒されていました。

あとは、テレビを見たり、本を見たり、携帯を見たり…。
点滴と食事以外は何もすることがなく、とにかく暇です。笑

入院費用

気になる入院費用について。

妊娠悪阻は健康保険が適用される

最初にお伝えしたいのが、妊娠悪阻は健康保険が適用され、治療費や入院費等の費用は3割負担になります。
ただし、差額ベッド代や特別メニューの食事代等は保険適用外です。

つわりの治療は”病気でない”と判断されるため、保険適用ではありません。重症化して妊娠悪阻となると保険が適用になります。

加えて、民間の医療保険も適用になります。
加入している保険によって異なりますが、入院日額や一時金を受け取ることができるので、民間の医療保険に加入している方は保険内容を確認してみてください。

入院費用は平均で5万円〜20万円程度

一般的な一日当たりの入院費用は7,000円~10,000円程度と言われており、入院期間や差額ベッド代などで入院費用は大きく変わってきます。
入院平均金額は、以下の通り。

入院日数 平均入院費用
1週間 5万円~7万円
2週間 10万円~14万円
3週間 15万円~20万円

✔︎ 差額ベッド代って?

よく耳にする”差額ベッド代”について確認しましょう。
簡単にいうと、特別な病室の料金のこと。
差額ベッド代が発生する病室は「特別療養環境室(特別室)」と呼ばれていて、特別室で入院すると差額ベッド代を支払う可能性があります。

特別療養環境室(特別室)の4つの条件

  • 病室の病床数が4床以下
  • 病室の面積が1人当たり6.4平方メートル以上
  • ベッドごとにプライバシーを確保するための設備がある
  • 個人用の私物収納設備、照明、小机、椅子がある
いわお

「個室だと差額ベッド代を払う」くらいの浅く間違った知識しかなかったので、調べてよかった…!

ここで注目したいのが、特別室に入院したからといって必ずしも差額ベッド代が発生するわけではありません!
ご自身で特別室を希望し、病院からの同意書に署名をした上で入院すると請求対象になります。

なので、例えば

  • 治療上の都合で特別室に入院した場合
  • 病院側の都合で特別室に入院した場合
  • 同意書による確認が行われなかった場合

上記の場合は、特別室を利用しても請求対象にはなりません。

ちなみに、1日あたりの差額ベッド代の平均は6,155円。
部屋人数別にみると、だいぶ開きがあります。

部屋人数 差額ベッド代
1人部屋 7,828円
2人部屋 3,108円
3人部屋 2,863円
4人部屋 2,414円

やはり一人部屋は高額…!
入院となった場合、入院が長期化する可能性も0ではないので、どの部屋になるのか事前確認がおすすめです。

・参考: ”ほけんROOM 医療保険”. つわり・妊娠悪阻の入院費用はいくら?点滴代など内訳と平均、保険を解説. 2020,03,06更新(参照2020,5,8)

支払った入院費

わたしは、1週間の入院で約35,000円。
平均と比較すると安かったです。
特別室を利用していましたが、治療上と病院の都合で特別室を使用していたので差額ベッド代は発生していません。

入院期間中は産後のお母さんたちと同室になることはなく、ずっと一人で部屋を使わせてもらっていました。
体調の悪いわたしへの配慮かと。ありがたかったです。
(病院のお産の状況によって部屋を移動していたので、2人部屋、4人部屋など3回ほど部屋が変わってはいた。笑)

加えて、民間の医療保険が適用されたので、実費ゼロで入院することができました。
医療保険に加入されている方は、ご自身の保険の内容を確認してみてください。

まとめ

妊娠悪阻により入院した時の体験でした。

入院することで心身共に元気になり、”赤ちゃんも大丈夫だ”という安心感と、いつもそばで心配している家族も安心してくれたこともよかったポイントの一つ。

今悪阻で苦しんでいる妊婦さん、悪阻は終わりがきます!
辛くてしんどくて、1日1日が戦いで、すごく時間の経過が長く感じると思いますが、スッと楽になる時がきます!
”入院”という選択肢もあるので、ご家族や先生などへ相談してみてください。

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いわお
いわお
夫と一歳の息子の3人暮らし。 ”なかなか検索に出てこない”そんな悩みにお応え出来るよう、痒いところに手が届く子育て情報を載せていきます。ときどき愛してやまないパン情報も発信中。
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